SAP HANA テストに対応しているツールをネットで調べてみた !選び方の基準とは?

SAP HANA(S/4HANA) に限らず、システム開発では自動テストというキーワードをよく聞きます。SAP S/4HANAに対しても同様のニーズがあります。いろいろなツールを試して自社のニーズに適したものを選べればいいのですが、全てのツールを試すのは、時間と工数の確保の観点からも難しいと考えます。このブログでは、インターネットで拾える情報からそれぞれの特徴などを整理しています。みなさまの今後の検討のお役に立てる情報になれば幸いです。

SAP HANA(S/4HANA) に対応したテストツールって何があるの?

SAP S/4HANAや、SAP ERPに対応したテストツールって、どのくらいの種類があるのだろうか、ネットで調べてみました。大小合わせると10以上はあるようですね。思ったより多くびっくりしました。まぁ操作を自動で行うということは、SAP GUI(ちょっと癖はありますが)だから特別ということではないのでしょうね。

以下のツールがネットで検索してでてきたものです。

(01) TestArchitect

(02) Panaya(提供されている機能の中にテスト機能があります)

(03) Tricentis

(04) Worksoft

(05) Ranorex Studio

—-(以降は、製品名のご紹介のみ)—

(06) 平衡化

(07) マイクロフォーカス(QTP)UFT

(08) eCATT

(09) SAP TAO

(10) 証言

これだけあって、どれが一番自社のやりたいことに適しているのか、コストはどうなのか、導入/開発はどこの会社ができるのか、サポートはどうなのか・・・・色々と確認したいことが山積みだと思います。

テストツールの特徴、ネットでどこまでわかる?

これらのテストツールですが「SAP GUI」をキーワードに、どこまでネット情報を調べられるか、検索してみました。(1社30分以内での情報収集)

(01) TestArchitect

SAPに完全対応されており、Webページに専用ページがあります、SAP GUIは740以降に対応、Fioriにも対応しています。サンプルソースなども今後は提供されるようで、気軽に試すことができるようになるのでしょう、パソナテックのSAP S/4HANA ERP テスト自動化サービスでもこのTestArchitectを使用して、テスト自動化をシューリョンを実現しています。パソナテック では、標準トランザクションの基本動作をするTestArchitectのスクリプトテンプレートを約100用意しており、今後も増やしていく予定です。

参考URL:https://www.logigear.jp/sap_auto/

(02) Panaya(提供されている機能の中にテスト機能があります)

Panayaですが、トップページは日本語対応されていますが、テストの詳細ページなどは英語で記載されています、UIも綺麗で機能も充実しているようですが、細かい点などはわかりません。スクリプトを書くのではなく、ミラーリング(キャプチャ&リプレイ)で、テストを再現するようです。Panaya自体は分析から含めたトータルをカバーする製品だと思いますで、大規模案件向きという感じでしょうか?パートナーリスト見てもそう感じました。

参考URL: https://www.panaya.com/sap/sap-testing/

(03) Tricentis

Tricentis社は、オーストリア企業で、SAP社と2020年7月にパートナーシップを結んでいるようですね。「特徴は、テスト自動化にある」というような記述をしていますね、詳細は参考URLを確認してください。

技術てきには、Model-based Test Automation という考え方を採用し、スクリプティングをしないでも直感的に操作できるUIによって簡単にテストスクリプトを作成できるツールのようです。

サポートするUIテクノロジの範囲は、SAP GUI・SAP UI5/Fiori・WebDynproなどのSAPのUI技術のテストをサポート、Success Factorなどのクラウドソリューションの160以上のUI技術に対応しておりSAP製品のハイブリッド環境でのテスト自動化や非SAP製品も含めた大規模なテスト自動化に対応することができるようです、なかなかリッチなツールですね。

日本でのSAP事例があるのか。。。探しても日本語の記事は出てきませんでした。

参考URL:

https://www.tricentis.com/news/sap-partnership/
https://tinyurl.com/yj2cfkka
https://tinyurl.com/yj92n346

​​(04) Worksoft

こちらは、かなりSAPのテストにフォーカスしているようですね。製品ホームページも充実していますね。でも、ツールのUIやどこまでできるのかなどの詳細は、詳しく英語を読めばわかるのかもしれませんが、イメージなどでの表現はないですね。パートナーになっている企業も大手なので、大規模向けやグローバルでの事例は多数あるのだろうと想定されます。

参考URL:https://www.worksoft.com/

(05) Ranorex Studio

Webサイトのサイト内検索でSAPをキーワードに検索すると、いくつか記事が出てきます。NeoLoadという製品でパフォーマンステストツールということのようです。パフォーマンステストは、ちょっと今調べている対象外なので、興味のあるか方はWebサイトで検索してみてください

RanorexをSAPの説明ページはありました、こちらもPanaya同様にUIは綺麗ですね。

SAPも対応していますということはわかりますが、細かい点はホームページからはわからないですね。

参考URL:https://www.ranorex.com/automated-testing-of-sap-applications/

SAP S/4HANA マイグレーションで知っておくべきこと、今からやれること、とは?

何を基準にテストツールを選ぶべきか

では、何を基準にツールを選択すればいいのか・・・これまでの5つのツールを調べた結果も含め、個人的主観ですが、ツールはきっとどれを選択してもそんなに差があるということはないと思います。以下の基準は、個人的に考えた視点を入れた評価項目になっています。

  • ECC6.0 / S/4HANAとも自分たちの使っている、または今後サポートするSAPGuiに対応していること。ECCにおけるSAPGuiはツールによってサポートされるバージョンがあったり、また今後SAPがSAP Guiをアップデートした場合にちゃんとツールメーカーが追随するかを確認する必要があるでしょう。またFioriは非常に複雑なGUI構成になります。Selenium等々の一般的なWebテストツールではひょっとしたらうまく動かない可能性は十分あります。
  • 日本語のサポート。ツール自身が日本語をハンドルすることもちろんですが、日本でのツールメーカのオフィスがあり日本の中でサポートを受けることは必須かと思います。SAPの場合は企業の基幹システムです、その品質保証をタイムリーに行うことは必須事項かと思われます。不慣れな英語で海外の会社にサポートをお願いて時間がかかったり、また英語に慣れていても日本市場での優先順位が低ければ、万が一問題があってもメーカーは対応してくれません。
  • スクリプトのメンテナンス性の高いツールを選ぶ。自動化ツールはそのときだけに使うものではありません。自動化投資をして、長い期間同じスクリプトを走らせることが重要です。UIが多少変わるたびに自動化スクリプトを書き換えるのでは投資効果が得られません。そういう意味ではキャプチャーリプレイ型自動ツールというのを選ぶのはあまり良い選択ではないかもしれません(http://jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Advanced_TAE_Version2016.J01.pdf)。

まとめ

いかがでしたでしょうか、詳細の情報(欲しい情報)は検索するだけでは見つけられませんね。では、各ツールベンダーにコンタクトして説明を受け、評価して・・・・そんなことは不可能ですよね。機能も大事ですが、テストツールでよくある話として、全社ツールとしても考えたいので、SAP ERPだけではなく、その他のシステムでも同様のことをしたいというような、社内での対応範囲を広げていく話がよくされます、個人的にはツールの機能よりも、導入ベンダーとの相性というか、パートナーシップをしっかり作り上げていけるかが成功の鍵だと思います。これからテストの自動化を検討する予定の企業様に、本記事が少しでもお役に立てば幸いです。

パソナテックではSAP S/4HANAマイグレーションを検討する際に欠かせない、考慮すべきポイントをまとめた入門資料「SAP S/4HANAへの道知っておくべきこと、今からやれること、とは?」をご用意しました。本資料は、SAP S/4HANAマイグレーションへ進む方へ必見の資料です。ぜひダウンロードいただき、ご覧ください。

SAP S/4HANA 導入支援サービス 基本ガイドブック
SAP S/4HANA マイグレーションで知っておくべきこと、今からやれること、とは?