SAP Fiori GUI の活用イメージを大公開!

SAP ERPで使われていたSAPGUIに置き換わる新しいGUIであるSAP Fiori GUI。発表されたのは2013年のことであり、新しいものではありません。しかし、2027年問題において、SAP ERPの移行を考える上では外せない要素ではないでしょうか。SAP ERP 6.0にて使用されていたSAP GUIとの違いを確認しながら、企業での活用イメージまで解説していきます。

SAP Fiori (フィオーリ) GUIとは?

SAP Fiori GUIとは2013年に発表された新しいGUIです。PCやスマートフォン、タブレットなどのデバイスに対応しており、対応ブラウザもGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Safariと主要なブラウザをカバーしています。また、従来の画面を再設計することで、業務に適した画面設計となっているのもポイントです。さらに、SAP社から画面の開発、拡張ツールが提供されており、SAP Fioriのデザインガイドラインに沿ったアプリケーションを作成することができます。

SAP Fiori GUIでできること

  1. 様々なデバイスからSAPを操作することができる

まず、最初に挙げられるのは、様々なデバイスやブラウザでSAPを操作できることです。どうしてもスマホやタブレットで動作することに目がいってしまいがちですが、PCにもメリットがあります。それはブラウザが動作していればSAPを操作できるという点です。SAP GUIのように新しくインストールしたり、バージョンアップをしたり、という作業に悩まされることなく、すぐに使用できるのがSAP Fiori GUIの特徴です。

  1. 定型業務の自動化ができる

次に、定型業務の自動化による業務効率化が挙げられます。定型業務を自動化することで、人の手によるミスを防げます。また、人の手を極力排除することで、コストを削減できます。

  1. 業務の効率化ができる

そして、業務に沿った画面設計による業務効率化が挙げられます。先ほどの自動化とは異なり、グラフや数字などで現状を見える化し、詳細確認とアクションが行うことができます。例えば、画面を見ればどこに問題があるのかがわかり、そのまま問題の対処を行えます。また、ログインするユーザーの役割によって、表示する情報をカスタマイズできるので、不必要な情報を目にすることもありません。

  1. 開発の効率化ができる

さらに、開発するエンジニアにとってはSAP社から提供されたWebツールを用いて効率的にユーザーが使いやすいアプリケーションを作成できます。具体的には、ドラッグアンドドロップでの画面開発や効率的なテストツール、開発環境からのデプロイなどに対応しており、開発期間の短縮が見込めます。

SAP Fiori GUIで広がる戦略

SAP Fiori GUIでできることは利用者に対してどのような利点があるのでしょうか。掘り下げて解説していきます。

  1. 様々なデバイスからSAPを操作できる

また、様々なデバイスが利用できるので、仕事の移動時間やミーティングとミーティングの間など、より多くのシーンでSAPを利用できます。これにより、時間を効率的に使うことができるようになります。これは、何らかの業務で承認する立場の人に役立ちます。

  1. 定型業務の自動化ができる

定型業務の自動化により、作業者の負担とコストを削減できます。削減した時間はより人の判断が必要な業務に充てることができます。つまり、人的資源をより効率的に活用できるのです。例えば、今まで請求書を手動で処理していた人に他の作業を割り当てるなどといったことが可能になります。

  1. 業務の効率化ができる

業務に沿った画面設計で業務を効率化し、意思決定が必要な問題に時間を使えます。こちらは現場の作業者ではなく、裁量権のある方の時間もより効率的に使えます。数字やグラフで状況を確認できるので、より直感的に現状を把握できます。もちろん、詳細の確認も同じ画面で行えます。よって、資料の確認にとられる時間を減らせます。

  1. 開発の効率化ができる

SAP社から提供されるツールを用いてアプリケーションを開発することにより、品質の高いアプリケーションを効率的に作成できます。また、一つの画面を作れば他のデバイスでも利用できるので、拡張機能を作成する際に生産性が高い点も利点です。また、多言語に対応していたり、海外の法令にも対応していたりなど、世界中で運用をする前提の機能が盛り込まれているため、海外展開時の開発工数の大幅減少が見込めます。

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SAP Fiori GUIが効く人

SAP Fiori GUIには多くのメリットがあります。では、そのようなメリットはどのようなシーンで活かされるのでしょうか。ユースケースについて考えてみます。

  1. 承認業務を担当している方

社内において、何らかの承認業務を行う立場の方。担当者が移動時間の合間や会議と会議の間にモバイル端末から承認を行うなどのユースケースが考えられます。

  1. 社内外でのディスカッション

タブレットを利用できることで現状の正確なデータをリアルタイムに把握しながら、担当者とのディスカッションを行えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事のポイントは以下です。

  • SAP Fiori GUIとは、様々なデバイスで動作するSAPの新しいGUIで、大幅なデザインの刷新が行われている。
  • 様々なデバイスから操作できることにより、SAPの活用シーンが広がる。
  • 定型業務の自動化により、作業者の負担やコスト、人為的ミスを減らすことができる。
  • 業務の効率化により、企業にとってより重要な仕事に集中できる。
  • 開発の効率化により、拡張機能の作成にかかる工数を削減することができる。

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